昨日のことですね。

私の住む町内にPCが好きなひとがおりまして、で、田舎なものなので、その話をできるのが私くらいなものでして。私がコンピューター関連の仕事をしていたことも知っているのです。(正確にはフィールドSEと呼ばれているシステムエンジニア)
昨日も自治会の役員引き継ぎのあとの、私を含む旧役員での打ち上げの席でも話しかけてきました。
別にいいですよ、疲れて大人しくしていたい状況でしたが、そのくらいはします。

でも、安易に

Wordとか難しいから、町内の回覧板とかを簡単にできるソフトを作ってよ。

話しをしながら「やっぱりWindows7でいいか」と言いながら「最先端なことが好きなんだ」といいつつ、アマチュア無線が始まった頃にはやっていたという最先端アピールをする。

「町内でExcelやWordの簡単な使い方の教室をしたいのでそのときは先生してよ」というので、いいですけどPCはどうするかと聞くと、「XPのノートパソコンなら何台か用意できると思う」というので、ExcelやWord入っているか聞くと口をつぐむ。

酔っているのもあり、私、とうとうキレましてね。

1つ目には
「縦書きを含め、それは作るまでもなくテキストエディタでできますから」(ようはその程度の要件)
と言い切り、

2つ目には
「そんなに最先端がいいならWindows10 Insider Previewにしたらいいじゃないですか」
と言い切った。

そして3つ目には
「いま入手可能なExcelやWordは、XPでは動きませんから」
と。

そのときの私の顔からは、笑みは一切消えていたどころか、不機嫌な顔だったことは自身でも認識しています。
その後、そのひとは何も言わずに別のテーブルに移っていき戻ってきませんでした。いつもならしつこく話しかけてくるのに。


ようは、現役、元現役関係なく、それを真摯にやっている(もしくはやってきた)ヒトには、上記のことはケンカを売っているだけです。

・簡単に「作ってよ」という。
・最先端がいいといいながら自分では手を出さない。(「聞きたいんだ」と断りが入れば別)
・やりたいといいこっちにふりつつ、下調べゼロ

1つ目は、創出の苦労(ケースによっては地獄と化します)を知らない発言
2つ目は、いまじゃ何一つ先端じゃないのにただ自慢話がしたい
3つ目は、完全に押しつけの無責任


これはPCとかの技術畑のひとに対するときばかりではありません。
音楽、絵画、工芸、建築、お菓子作り、、と色々と当てはまるのです。

そのひとのことを知らないのなら、はじめはしかたありません。
しちゃったら謝って、今度しなきゃいいんです。度を超さないうちにね。
でも知っているのに上記のことを口にするのは「簡単にできるんでしょ」って言っているのと同義なんですよ。
まあ、2つ目は事のついででトドメをさしただけですけどね。


どうぞ、相手の専門(もしくは深いトコロ)に絡む話しをするときは、どうぞお気をつけ遊ばせ♡
半端な知識等で絡んだら、ヤケドじゃすみませんよ。
私の場合、度が過ぎるようなら灰すら残す気はありませんからねん♪


ちなみに「最先端」というのは、実験的段階をいうのです。
世に出回った段階で、すでに最先端じゃないんですよ。
「流行の最先端」というのなら、話しは別ですが。